第6回:MLBインターン日記 Part I
2005/06/27

私はこの夏、2005年シーズンからワシントンD.C. に本拠地を置くことになったMLB球団、Washington Nationalsでインターンシップを行うことになりました。インターンを開始して3週間が経ちましたが、チームの調子が非常に良いこともあり(現在ナショナルリーグ東地区首位)、非常に充実した毎日を送っています。

オハイオ大学MBA/MSA日本人会 RFK Stadium昨年までWashington Nationalsは、"Montreal Expos"として、カナダのモントリオールを本拠地にプレーをしていましたが、ここ数年の観客動員数の不足と財政難により、今年からワシントンD.C.に移転してきました。NationalsのホームグラウンドであるRFK球場(築44年:左写真)は、かつてNFLのWashington Redskinsが使用し、1961年から1971年までは、MLB球団のWashington Senators(現在のTexas Rangers)が本拠地として利用していました。首都ワシントンD.C. にMLBチームが本拠地を構えるのは実に33年ぶりのことです。 現在Nationalsは、MLS (Major League Soccer) に所属するD.C.Unitedと共同でこの球場を使用しています。

オハイオ大学MBA/MSA日本人会 フィラデルフィア3インターンとしての私の第一の仕事は、Sales Departmentの一人として日系企業を中心としたチケットセールスの営業を行うことです。6月11日に行われたSeattle Mariners戦では、ワシントンD.C.在住の日本人の皆さんにチケットを販売させていただきました。試合前には、アメリカ海上自衛隊の音楽隊が演奏し、さらには駐米日本大使に始球式をお願いしました。敵チームながら、イチロー選手の活躍とあわせて、多くの日本人の皆さんに試合を楽しんでいただくことがことができました。私にとっても、営業、イベント運営、そしてクライアントに対するCustomer Serviceに至るまで、たくさんの貴重な経験をした一日です(右写真は、試合中に海上自衛隊の皆さんと撮影した一枚)。

これまでのところ私は、Sales Departmentという枠にとどまらず、それ以外の様々な分野の仕事に携わるチャンスにも恵まれています。モントリオールからワシントンD.C.に来たのは、社長以下数名しかいないので、正社員とインターンが一緒になって、Nationalsの野球ビジネスを一から創り上げているといった感じです。シーズンが始まって3ヶ月ほどが経ちますが、スィートの値段設定やピクニックエリア(25名以上の観客が簡単な食事を取れるところ)の設置など、まだまだ実施されていないプロジェクトが山積みのままになっています。それらの山積みなっているプロジェクトのリサーチ&企画書の作成も、私の仕事のひとつです。


インターンシップは8月末まで続きます。この『MLB インターン日記』を通じて、今後数回に渡り、アメリカ大リーグでのインターンシップの雰囲気を少しでもお伝えすることができればと思っています。

(2005年6月27日 K.K.)


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