2004年7月、夏期Pre-MBAコース中に、オハイオ大学スポーツ経営学プログラムのクラスでシンシナティへ行き、シンシナティ・ベンガルズ(NFL)の本拠地であるPaul Brown Stadiumと、シンシナティ・レッズ(MLB)の本拠地、Great American Ballparkの視察を行いました。レッズのGeneral MangerとAssistant General Manegerが同プログラムの卒業生ということもあり、Great American Ballpark見学後、私達のために1時間に渡って講演していただきました。その後、レッズ対カージナルスの試合を三塁側内野席にて観戦することができました。

住所
Great American Ball Park 100 Main Street
Cincinnati, OH 45202
TEL:(513)765-7000
FAX:(513)765-7342
www.CincinnatiReds.com

シンシナティ・レッズ傘下球団
Cincinnati Reds Minor League Affiliates
3A: Louisville Bats- International League
2A: Chattanooga Lookouts - Southern League
1A: Potomac Cannons - Carolina League
1A: Dayton Dragons - Midwest League
Rookie: Gulf Coast League Reds

Cincinnati Reds Mission Statement(Media Guide参照)
The Cincinnati Reds are dedicated to building and maintaining a championship-caliber team that carries on our rich baseball tradition. We are committed to providing superior service, exceptional entertainment and continued contributions in our community.

CEO: Carl H. Linder氏 リンダー氏とレッズは1981年よりパートナーシップを組み、1999年にCEOに任命。リンダー家は1940年にUnited Dairy Farmersを立ち上げ、初日の売り上げはたったの8ドル28セントでした。しかし、今日リンダー氏はAmerican Financial Group Inc.のChairman of Board, Chief Executive Officerであり2兆円の株を所有されています。

シンシナティ・レッズ 1869年6月、事実上初めてのプロ野球チーム、シンシナティ・レッドストッキングスが設立されました。なぜ、「事実上」というかといいますと、それ以前に他の特に米国西側の野球チームの中に金銭を受け取ってプレーをしていた選手がいたからです。シンシナティ・レッドスキンズは初めて9人全員プロとして給料を受けプレーを始めたチームです。当時のチーム全体の給料額は$11,000。そのうちスターであったショートストップのジョージ・ライトが$2000ドルもの給料を得ていたようです。

シンシナティ・レッズはナショナルリーグ、セントラルディビジョンに所属。セントラルディビジョンはMLBの中で最も多くのチームが所属しています（Chicago Cubs, Houston, St. Louis, Pittsburgh, Cincinnati, Milwaukeeの6球団）。アメリカンリーグのウェスタンディビジョンはOakland, Seattle, AnaheimとTexasと4チームのみなので、レッズは非常に厳しいディビジョンに所属しているといえます。 レッズの2003年の観客動員数は、平均29,077名。年間2,355,259名でした。

Great American Ballparkはアメリカで最も古い保険会社の一つであるGreat American Insurance Companyが30年の命名権を$700millionで購入しました。2003年に開場した新設球場は$280millionの工事費をかけて建設。この資金はHamilton County（ハミルトン郡）が出資しています。1996年にHamilton County の有権者がベンガルズとレッズの新しい球場設立の向けて0.5セントの税金の上乗せを了承し、開設が実現しました。シンシナティ・レッズは35年のリース契約をHamilton Countyと結び、その契約内容は、レッズが最初の9年で$2.5millionを支払い、残りの26年はたったの1ドルずつ支払うということです。

Great American Ball Parkの一階部分には2万席あります。また、雨が降っても2万人が通路に収容出来るように廊下の幅が広くとられています。かつてレッズの本拠地であったRiverfront Stadium当時の反省を生かし、全席がホームベースの方向に向いています。ハンディキャップ席も全体の3％設置されており、法で定められている設置率よりも高いです。FANZONEには子供向けにアトラクションが用意されており、子供達にも大人気の場所となっています。