
オハイオ大学スポーツ経営学プログラム恒例行事の一つがNorth Carolina Sports Trip(ノースキャロライナ視察旅行)です。 毎年1月に実施される視察旅行の目的は、バスケットボールの盛んなノースキャロライナのビジネスとゴルフビジネスの視察です。
視察地は以下の5箇所です。
・University of North Carolina (ノースキャロライナ大学)
・North Carolina State University(ノースキャロライナ州立大学)
・RBCセンター
・Duke University(デューク大学)
・Pinehurst ゴルフカントリークラブ
University of North Carolina (UNC) はMichael Jordan(マイケル・ジョーダン)を輩出したことでも有名なバスケットボールの名門大学です。現在、当大学でのバスケットボールビジネスも加速し、来年には初めてアリーナ内の壁面に企業広告を置くようです。

North Carolina State University (NC State)は、ノースキャロライナ州の有名大学の中では最近ビジネス面で一番成功を収めている大学と言われています。男子バスケットボールの試合はRBCセンターで行われ、常に2万人近い入場数と共に多くの企業スポンサーを獲得しています。またアメリカンフットボールフィールドはFundraising(資金調達)の成功から施設の近代化が進み、その施設はプロ顔負けです。
RBCセンターは、ノースキャロライナ州、NC State、North Carolina Hurricanes(NHLチーム)の3団体が プロジェクト参加してできた第三セクターです。現在NHLのストライキが続く中、そのビジネスは、
NC Stateに頼ると共に、多くのコンサートなどの興行を行っています。
Duke 大学は、バスケットボールでは最も人気のある大学の一つです。バスケットボールアリーナの収容人数は7千人と少なく、常にチケットは手に入りにくい状況です。
学生は1週間チケット配布場の前でテント生活をします。シーズンチケットを求める一般人は、シーズンチケットを購入する為の権利の購入で、毎年$4,000を払う必要があり、払ったからといってシーズンチケットを買える保障はありません。
Pinehurstはアメリカで最も人気のあるゴルフカントリークラブの一つで、7つのゴルフコースを持つ広大な リゾート地です。その中でもPinehurst No.2は最も難しいコースとして知られ、1999年の全米オープンでは多くのゴルフプレイヤーを悩ませては、多くの観衆を楽しませました。そして、このPinehurst No.2は、1999年全米オープンの成功から2005年全米オープンの開催地となりました。このPinehurstの開催地決定は、たった6年間での帰還という短さから異例の決定と言われ、そのPinehurstのビジネスポテンシャルの高さと高い成功の見込みを表わしています。

冬のノースキャロライナは、大学バスケットボールを中心にスポーツビジネスが動く時期です。 ビジネスが動くその現場を実際に視察、経験できることはオハイオ大学スポーツ経営学プログラムの学生にとっては非常に有益なものです。
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